ヘビに咬まれた時の血清

ヘビに咬まれた時の血清

2019年12月5日

まむし.jpg先日お客様と話をしていて、2回目の血清について話になりました。

マムシに咬まれた人が回りにいるわけではないのですが、調べてみると毎年春~秋に3000人以上がかまれ、強い毒により5人前後が死亡するほか、重症化する人も多いとされています。

 かまれると、傷口を中心に腫れと痛みが徐々に広がります。足をかまれると1か月も歩けなくなることもしばしばで、さらに重症化すると急性腎不全や心不全などを起こし、死亡することもあります。すぐに医療機関を受診するなど、迅速な対処が必要です。

 応急処置は、指で傷口を強くつまんだり、野外活動用に市販されている毒吸引器を使ったりして、毒を体外に排出するのが有効です。傷口を切ったり、ひもで強く巻いたりはしないでくださいとのこと。

 医療機関では、重症化の危険性があると判断されれば、毒を中和する抗毒素血清を点滴で静脈に入れる治療を行うのが一般的です。ただし、血清に対して「アナフィラキシーショック」と呼ばれる急性アレルギー反応を起こし、呼吸困難などを起こす場合もあります。血清の前に抗ヒスタミン薬とステロイドを投与すれば、それをかなり防げます。

 お尋ねのように2度目にかまれた時でも、やはり重症化の危険があれば同様の予防処置をして血清を投与するそうです。草むらや落ち葉のあるところでは棒などでつついてマムシがいないのを確認しましょうね。  営業課、中原

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