水災の保険請求手続きは

水災の保険請求手続きは

2021年7月14日

 

 今年も集中豪雨による被害が相次いでいます。

今後は、集中豪雨に加え台風による風雨災害が見込まれます。

風雨災害による住宅や家財の被害を火災保険金請求する機会がめったにないため、実際に罹災された時に手続きをどうしたらいいのかわからないということが起きないため、ご案内していきたいと思います。

 

 大雨による被害は、主に火災保険の水災補償の対象となります。

土砂や水で修理が必要になった建物や、使えなくなった家財などの被害は建物と家財で別々の保険になります。

保険金は一定の被害を超えたものが一般的に支払いの対象となります。

床上浸水か地盤面から45㎝超浸水した場合、または同等の建物を直す費用の30%以上にあたる被害があった場合です。

 

 素早い保険金の受取のためには、片付けや修理の前に、罹災状況を残すために写真を撮影しておくことです。

被害度合がよく分かるよう、被害にあった部分を近くから撮影したものと全体の中で被害にあったところがよくわかるようにしたものを撮影しておくといいでしょう。

浸水にあったときは浸水高が分かるよう、水の痕と並んで人や比較できるものを置いて撮影してください。

室外・室内とも写真を撮っておくといいでしょう。

保険請求にあたっては、保険代理店か保険会社に被害の日時・住所・損害状況をわかる範囲で伝えるとともに請求書類送付先と連絡先もお伝えください。

その後、保険会社より保険請求に必要な書類や案内が送付されます。

 

 火災保険に加入されるときに、支払保険料を下げるため水災補償を外される方もいらっしゃいますが、各自治体のハザードマップなどで自宅周辺の安全性を調べたうえで補償内容を検討したいものです。

 

営業課 神谷

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