自動車保険の車両特約、どう考える?

自動車保険の車両特約、どう考える?

2021年8月26日

 自動車を保有される方は、ほとんどの方が自動車任意保険に加入されますが、その際に車両保険(特約)を付けるかどうか迷ったことがあるのではないでしょうか。

今回は、車両保険の考え方についてお伝えしていきたいと思います。

 

 自動車任意保険の補償には、相手と相手の物への賠償補償・運転者や同乗者への補償・自分の車の補償・その他の補償があります。

相手と相手の物に対しての対人・対物賠償保険と、運転者と同乗者に対して補償する人身傷害保険は重要度の高さと保険会社が加入時に必須としている場合が多いので、自家用車では任意保険の加入者の中で約8割の加入率です。

しかし、車両保険については、付けられるか悩まれることもあるのではないでしょうか。

ご判断されるには、補償の内容と自分のリスクを理解されることです。

 

 車両保険は、ご自身の車が損害を受けた時に、保険金が支払われる補償です。

損害を受けるのは、必ずしも走行中だけではありません。

近年は、自然災害の発生回数も増えてきていてゲリラ豪雨や台風で車両が水没している映像をご覧になられたことがあるのではないでしょうか。

車両保険では、台風/火災/盗難/落書き/物の飛来・落下などによる被害も補償の対象となります。

保険会社が販売している車両保険は、一般条件(オールリスク)タイプと補償を限定した車対車・限定危険(エコノミー)タイプの2種類のタイプがメインで、他に被保険者が法人や業務専用車等の時に加入できる限定危険タイプ等があります。

一般条件タイプは当然、補償の対象ですが、限定危険タイプでも台風や水没による損害は補償されます。

その他の車両損害に対する補償は、保険会社によって異なります。

河川が近くに無かったり、今まで水災被害に事故にあったことが無くても、短時間の豪雨により都市部でも周辺より地盤面が低い地域では雨水が処理しきれず水没のリスクがあります。

地下駐車場や河川沿いに駐車される方は、特に水没のリスクが高くなるので要注意です。

一度、お住まいの地域やお勤め先のハザードマップを自治体のホームページ等で確認されて見たほうがいいでしょう。

 

 車両が水没してしまうと、買い替えするのも修理するのも高額になります。

限定危険タイプは一般タイプに比べ保険料が安いので、現在、車両保険に加入されていない方は保険会社や代理店に追加保険料や補償内容をご確認されて、ご加入を検討されてみてはいかがでしょうか。

営業課 神谷

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