『住宅修理に保険が使える』にご用心
『住宅修理に保険が使える』にご用心
2021年10月4日
近年、大規模な台風や大雨による自然災害が全国各地で多発しています。
今年では、7月には熱海の土石流災害、8月にも大雨による災害が発生しました。
このような状況の中、ここ数年は悪質な修理業者とのトラブルが増加しています。
下表は、「保険金が使える」と勧誘する住宅修理サービスの年度別相談件数です。
出典:独立行政法人国民生活センター
台風や大雨、地震などの住宅の損害については、多くのケースではご加入されている火災保険、地震保険などで補償されます。
その一方、住宅修理やリフォームに保険が使えると説明し、修理工事を勧誘する修理業者や保険金請求代行業者がいます。
悪質な業者の例
■修繕を別の業者に依頼するために業者を変更しようとすると法外なキャンセル料金を請求される
■請求する保険金を大きくするために、損害箇所をわざと悪化させて損害を大きくする
■損害が発生していなくても保険金を請求するために故意に住宅を壊す
■保険会社から受け取る保険金を契約者ではなく業者が受け取り、その後連絡が取れなくなる
これから、秋の台風シーズンに入るので、災害増加に伴い修理工事の勧誘が増えてきます。
住宅の屋根が壊れているから工事が必要とか保険を利用すれば無料で修理ができるなどと甘い声をかけてくる修理業者に気を付けてください。
保険に関することは、まず、ご加入の損害保険会社や損害保険代理店にご相談ください。
保険金の請求は手数料なしで行うことができます!
営業課 神谷