変額保険のポイント

変額保険のポイント

2021年11月10日

 

 

 変額保険は、変額という名称のとおり保険会社の運用成果によって保険金や解約返戻金が変動していくため保険でなく、運用商品だと思ってしまう方もいらっしゃいます。 

変額保険について知らない方や理解しにくいと思われている方のために、詳しい内容と知っておきたいポイントをお伝えします。

 

 生命保険には、保障(死亡・傷害・医療等)と貯蓄(老後資金・教育子育て資金等)の役割がありそれぞれの目的に応じて加入されるものです。

生命保険は、保険料の返戻の有り無しで分けると掛捨てタイプと貯蓄タイプがあり、期間で分けると終身タイプと定期タイプがあります。

その中で貯蓄タイプには貯蓄部分をほとんど価格変動の無いものや元本割れのないもので運用する「定額型」と投資信託等の価格変動があるもので運用する「変額型」があり、この「変額型」が変額保険になります。

変額保険は、投資信託等の価格変動があるもので運用するので運用結果によって死亡保険金・解約返戻金・満期保険金が受取る時期によって変動します。

変額保険は、保険料の一部を投資信託等で運用するので受取保険金や解約返戻金は確定しておらず、運用成果によって契約時の想定より多くなったり少なくなったりします。

メリットは、長期の契約であれば毎月の保険料が長期一定の掛金で「時間分散」効果があり、投資信託は複数の国や地域の債券・株式で運用される為、「分散投資」効果も見込めます。

個人ではなかなか難しい、「時間分散」と「分散投資」で資産運用のリスクを減らすことができます。

デメリットは、短期で解約をすると、保険料から保険関連費(保険料の収納や契約の締結・維持費や保障に必要な費用)が差し引かれる為、支払保険料総額よりも少ない解約金になることが多いので注意することが大事です。

 

 変額保険は保障と運用がセットになっているので、加入時には十分商品内容を理解し、自分の将来の変化を考えて検討することが必要です。

死亡保障は掛け捨ての定期保険で資産運用は他の積立投資でという選択もあります。

ご自身のライフプランと保険に加入する理由を明確にしたうえで、ベストな選択をしていきましょう。

 

営業課 神谷

2021年11月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

カテゴリー

アーカイブ