知っておきたい源泉徴収票の内容

知っておきたい源泉徴収票の内容

2022年1月29日

 

【源泉徴収票とは】

 源泉徴収票とは、1月~12月の1年間に勤務先から支払われた給与・賞与などの収入金額や所得税額・各種控除などが載っています。

所得税は収入金額の全額ではなく、給与所得控除のほか配偶者控除・扶養控除(人的控除)や社会保険料控除・生命保険料控除(物的控除)などの色々な控除額を引いた課税所得に対して税率を掛けた金額から住宅借入金特別控除などの税額控除を引いて算出されます。

 

 

【源泉徴収票の記載項目】

 1⃣《支払金額》年間の給与・賞与・各種手当の合計額から通勤交通費や出張時の旅費交通費などを引いた金額で年収にあたります。

 

 2⃣《給与所得控除後の金額》支払金額から給与所得控除額(自営業でいう必要経費にあたるもの)を収入金額に応じて一定の金額、差し引いて算出されたもので収入にあたります。

 

 3⃣《所得控除の額の合計額》

税金を算出する際に控除される社会保険料・基礎・配偶者・配偶者特別・扶養・生命保険料・地震保険料・小規模企業共済掛金などの合計額です。

上記の給与所得控除後の金額以外の個人にかかる控除額の合計金額です。

 

 4⃣《源泉徴収税額》その年に納税した所得税の金額で2⃣の給与所得控除後の金額から3⃣の所得控除の額の合計額を差し引いて算出した課税所得に税率を掛けたもので実際に支払った所得税額です。

住宅取得控除があるケースではその金額をさらに引いたものが所得税額となります。

 

 5⃣《社会保険料等の金額》一年間に支払った健康・厚生年金・国民年金・雇用・介護保険料などの合計額です。

 

 6⃣《生命保険料の控除額》個人で生命・介護医療・個人年金保険料に加入されて支払っている場合に、その保険料のうち一定の金額が所得控除できる金額の合計額です。限度額は12万円です。

 

 7⃣《地震保険料の控除額》個人で地震・旧長期損害保険などに加入されて支払っている場合に、その保険料のうち一定の金額が所得控除できる金額の合計額です。限度額は5万円です。

 

 8⃣《住宅借入金等特別控除》住宅ローンなどを使って住宅を新築・購入・増改築をして、一定の基準を満たした場合、借入金などの年末残高の合計額から計算した金額を所得税から控除する特別控除金額です。

 

 

源泉徴収票は、医療費控除やふるさと納税などの確定申告の時とか、銀行での融資を受ける時や賃貸住宅の契約時などの際に必要となります。

その際にすぐ提出できるよう、大事に保管しておきましょう。

 

営業課 神谷

 

 

 

 

 

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