⇦【一方通行】と【左折可】似ている標識⁉　😲

白地に青か！青地に白か！

地が青く、白い矢印の「一方通行」は、見る機会も多いお馴染みの標識です。

では、同じデザインで、地が白く、青い矢印の標示板をご存知でしょうか。

これは「左折可」の標示版で、意味は、交差点で前方の信号機が赤や黄でも、

周囲の交通に注意しながらなら左折してよいというものです。

似ている２つの標識ですが、根拠となる法律も異なります。

「一方通行」は、通行止めや速度制限などと同じ「道路標識、区画線及び道路標識に関する命令」

という法令で定められた道路標識のなかの規制標識にあたります。

一方「左折可」は、道路交通法施行規則で定められた標示板です。

パーキングメーターの時間制限を示す「時間制限駐車区間」や、

災害時に一般車両の通行を禁じる「災害対策基本法の車両通行止め」などと同じ分類の標示版です。

1990年代から「左折可」の設置が始まりましたが、2000年代に入ると新設が減り、撤去されるケースも増えました。

減少した理由は、「左折可」のある交差点で歩行者・自転車との事故が増加したためです。

運転中に白地に青い矢印の「左折可」の標示板を見つけたら、周囲の歩行者、自転車、車、バイクなどの交通に注意して運行しましょう。

富士原