線状降水帯速報が始まりましたね

線状降水帯速報が始まりましたね

2021年6月19日

 ここ数年、日本各地で集中的な豪雨災害が発生しています。

その中で、6月17日に豪雨の原因と言われる「線状降水帯」の発生を知らせる発表の運用を気象庁が開始しました。

最近、テレビ番組やニュースで「線状降水帯」というものがよく言われるようになって、皆さんも、よくご存じかもしれませんが今日は少し線状降水帯について書いていきたいと思います。

 

 線状降水帯とは、簡単に言うと雨を降らせる積乱雲が次々に発生してほぼ同じ場所に停滞・通過することでできる長さ50~300キロ、幅20~50キロの豪雨が降る帯状の細長い領域のことをいいます。

線状降水帯が発生すると、短時間に大量の雨がほぼ同じ場所で降るため、災害が起こりやすくなります。

本来は非常に発達した雨雲は、寿命が短くすぐに衰えていきますが、線状降水帯ができると、豪雨がより長時間に続くため厳重な警戒が必要です。

ここ20年あまりの台風以外の豪雨被害も約6割が線状降水帯によるものでした。

ところが、日本中どこでも発生する可能性があり、台風と比べても非常に予測が難しいのが線状降水帯です。

その中で、気象庁による線状降水帯速報の運用は、災害被害を減らすことの一助になるのかなと思います。

 ここまで線状降水帯について簡単に書いてきましたが、災害から身を守るのは危険情報がお住まいの地域に出たら早めに避難をすることです。

今年は雨が少ない梅雨ですが、このまま大雨がないままの梅雨明けが待たれます。

 

営業課 神谷

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