ドライブ中の「うっかり違反」を防止するには!!

ドライブ中の「うっかり違反」を防止するには!!

2021年10月12日

みなさまこんにちは!

ここ数年来、高齢者ドライバーの高速道路のSA合流時の「逆走」や高速道路の出口に侵入してしまうというニュースが後を絶ちません。

これには老化による認知・判断力の低下が原因であるといわれています。

事故を防ぐ方法として最近注目されているのが、カーナビに搭載される「安全・安心」機能です!!

 

カーナビは自車位置をGPSなどの衛星で受信し、車両からの車速パルス等で補正し位置情報を表示します。

これにプラスして地図データのレイヤー(階層)のひとつに安全・安心のためのデータを組み込むことで、状況に応じて注意・警告を促せるようになっています。

 

この「安心・安全」機能には大きく分けて2種類あり、高速道路上での逆走などを検知し警告するものと、速度超過や取り締まりエリア、さらに駐車禁止エリアや「ゾーン30」などを警告し、「うっかり違反」を抑止するものとがあります。

 

具体的に挙げると・・・

1)逆走注意&警告機能
 現在のカーナビでも多く採用されている機能。

 高速道路のSAから発進する際に間違って元々来た方へ走っていることを警告したり、高速道路の合流部で逆走の可能性がある場合に音声や画面上で警告を促す。

 

2)道路標識や走行時の注意ポイントを警告
 制限速度超過や進入禁止、合流やレーン減少などでの“うっかり”に対して音声と画面上にアイコン等で表示する。

 この他にも踏切案内や一時停止案内など促す機能もある。

 

3)ゾーン30や冠水ポイントなどを警告
 住宅地や学区などで最高速度を時速30km未満に制限するのが「ゾーン30」。

 また過去のデータから集中豪雨などで冠水する可能性のあるエリアを表示(警告)することで事前に安全運転を意識できる。

 

4)オービスや取り締まり情報
 本来であればレーダー探知機の出番ではあるが、昨今はデータベースの充実もあり、予めこれらをインストールすることで速度抑制も含めた安全運転を啓蒙するのが狙い。

 但し最新の移動式オービスにはほとんど対応していない。

 ちなみにカロッツェリアのカーナビはかなり昔からオービスデータをインストールすることで安全運転を啓蒙する仕組みを導入しており、現在も高い人気を誇っている。

 

5)長時間走行に対して休憩を促す
 比較的昔から搭載されている機能。

 これも一種の“うっかり”だが、長時間運転による判断力低下なども含めて一定時間(例:90分)連続走行している際に休憩を促す。

 

6)前走車発進など簡易型ADAS機能
 これに関しては昨今ではドラレコに多く採用されているが、何よりもカメラが無いと前走車等の状況は把握できないのでカーナビの場合はハイエンドモデル、それも一部に限られる。

 

7)最新のテレマティクスを活用
 まだまだ数は少ないが、一般道上に設置されている高度化光ビーコンからの情報を対応するETC2.0車載器で受信することで信号のスムーズな通過、また赤信号による減速支援などを行うTSPS(信号情報活用支援システム)の情報をカーナビ上に表示する。

 

ポータブルカーナビのトップブランドであるパナソニック社のゴリラでも毎年モデルチェンジごとに逆走防止を始めとするデータベースがアップデートされています。

ただ今後は逆走防止だけでなく「うっかり運転」を未然にどう防ぐか、いわゆる「ヒヤリハット」を防ぐ機能もカーナビに求められています。

 

徐々にですが、それらを搭載したカーナビが増えており、アップデート等で機能向上することも期待できます。

またスマホアプリでもドラレコ機能と連動した安全・安心機能を搭載するものもあります。

事故は起きてからでは遅いので、とにかく未然に防ぐ、まさに「転ばぬ先の杖」としての存在価値が高まってきているようです!!

 

                                            増田

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