4月より年金制度改正
4月より年金制度改正
2022年1月24日
今年の4月1日より年金制度が変わることをご存じでしたか。
コロナもいいけど、こういったことももっと大々的に取り上げるべきだと思うのは私だけでしょうか。
改正ポイントは大きく4つ
1.被用者保険の適用拡大
2.在職中の年金受給の在り方の見直し
3.受給開始時期の選択肢の拡大
4.確定拠出年金の加入可能要件の見直し等
今回は、皆様が選択できる項目である3番をご紹介します。
老齢基礎年金を65歳から受給できる人は、60才から繰り上げて受給することも可能です。しかしその場合は65才から受給するのと比べて1か月あたり0.5%を減額されて支給となるのがルールでした。これが今回の改正では0.4%の減額へと変更されました。
では繰り上げて60才から受給した場合、長生きをしていけばいずれ65才から減額ナシで受給した場合との損益分岐点がやってきます。そのタイミングは何才か・・・
それはこの4月からの制度では80才と11か月となります。(現行制度だと76才と9か月)
また、逆に繰り下げ受給も現在の70才までのルールが75才まで繰り下げ可能となります。繰り下げの場合は1か月あたり0.7%の増額支給となります。
繰り下げて受給をする場合の損益分岐点は、70才受給の場合だと81才11月となり、75才受給だと86才11月となります。
83才まで長生きする人は70才受給に、もっと長生きの87才まで長生きする人は75才受給で!
そもそも年金制度のような国民にとって大切なものは義務教育で深く教えるべきだし、また制度もひとつではなく複数あって国民が選択できるようにするのも国民のライフスタイルに合わせることになり、保険料を支払う価値も増大するのではないだろうか。
営業課、中原