最悪100万円コースも覚悟!?『エンジンブロー』ってどういう状態?
最悪100万円コースも覚悟!?『エンジンブロー』ってどういう状態?
2022年7月21日
こんにちわ!!!
『エンジンブロー』という言葉を聞いたことありませんか?
エンジンブローにはいくつかのパターンが存在します
レースの中継などを見ていると、マシンから煙が出てスローダウンしたとき、
「エンジンがブローしたようです」といった解説を聞くことがあります。
この「エンジンブロー」とはどのような症状なのでしょうか?
「ブロー」(blow)は、英語で「吹き飛ばす」「壊す」「強打」「打撃」といった意味で、
エンジンブローは、engine blow-out(吹き消す)やengine blow-up(爆破)を略したフレーズです。
要するに単なる不調やトラブルではなく、重篤な問題が発生し、
平たくいえば、エンジンが死んだ状態のことを指します。
その原因として考えられるのは、エンジンオイルの不足や油膜切れによるメタル類の焼き付きや、
オーバーレブによるピストンとバルブのヒット。
ターボ車ならブーストのかけ過ぎや、空燃比の薄さ、
点火時期の進角などによるデトネーション(異常燃焼)によるピストンやプラグの電極の溶解。
タイミングベルトの切れやテンショナーのベアリングの固着なども、
バルブをヒットさせブローの原因になります。
100万円以上の修理費がかかることもあります。
エンジンブローを防ぐためには、第一にオイル管理。
良質のオイルを劣化する前に定期的に交換すること。
オーバーレブは厳禁で、プラグやタイミングベルト、クーラントなども早め早めに交換。
ECUのセッティングも重要なので、チューニングしている人は、
信頼のできるチューナーにセッティングを依頼することが大切です。
営業課 宮原