50億円
50億円
2022年8月1日
ソニー生命では2021年、元社員の男が、海外にある子会社の口座から別の口座へ1億5500万ドル、日本円でおよそ170億円を不正送金した詐欺事件で警視庁に逮捕されていましたが、アメリカでの司法手続きの結果、返還を認める判決が出たと明らかにしました。
不正送金された資金は暗号資産「ビットコイン」に変えられていましたが、この間、暗号資産が値上がりしたことなどから、返還される金額は不正送金された時点から600万ドル増えたということです。
さらに21日時点の為替レートで計算すると返済額は日本円でおよそ222億円で、不正送金された額をなんと50億円以上上回る計算になります。
ソニー生命では、別の元社員も1年半以上にわたって不正出金を繰り返し、4000万円を引き出した問題も発生していて、経営責任を明確にするために社長ら役員7人の報酬の一部返納も発表されています。
ソニー生命は「今後、このような不正行為を二度と発生させないように、内部管理態勢の一層の強化と役員・社員のコンプライアンス意識の更なる醸成に努めてまいります」
とのことですが何とも言えない結末ですね。 業務課、中原