交換したことありますか？？

みなさまこんにちは！

オイルエレメント（フィルター）と聞くと、車をお持ちの方なら聞いたことくらいはあるはず。

エンジン内を循環するエンジンオイルをきれいにするろ過装置のことですね！

では、燃料エレメント（フィルター）は聞くことがあるでしょうか？？

ガソリン車に乗っている方にはピンとこないかもしれませんね。

燃料エレメントとはオイルエレメントと同じ働きで、ろ過するものがエンジンオイルと燃料で違うだけです。

燃料エレメントの交換距離はというと、、、

ガソリン車の場合、50.000㎞～100.000㎞といわれています。

ディーゼル車の場合は、30.000㎞～50.000㎞といわれています。

なぜこんなに違うのかというと、軽油に含まれる水分量が多いということが関係しているようです。

10万キロで初めて交換することもあるので、「10万キロになるまで乗らないよ」という方は交換したことがないかもしれませんね。

また、ディーゼルエンジンでは燃料エレメントはとても重要になってきます。

なぜかというと、点火方式に理由があります！

ガソリン車では、圧縮された空気と燃料の混合気に火花を散らすことで爆発を起こしエネルギーを生み出します。

ディーゼル車では、圧縮した空気に燃料を噴射すると自然と爆発します。

軽油はガソリンに比べて着火しやすいためです。

つまり、ディーゼル車の場合は火花を必要としないのですが、その代わり空気と燃料はとても重要という事ですね！！

そんな大事な燃料に水やごみなどが混ざった状態でくるとどうなるでしょう？？

エンジンによくないことは想像に難くないと思います。

もし、燃料エレメントが詰まったり、水が多くなったりしたらどうなるのか。

一言でいうと「エンジンの不調」が発生します。

燃圧の低下によりアイドリングが不安定になる、ほかには加速性能が悪くなるなどの現象が起こります。

そのためディーゼル車の場合は、燃料エレメントに水が多くなると警告灯がつき、水抜きをしなければならない車もあります（水抜き出来ないものもあります）。

基本的にガソリン車の場合、水抜きをする必要はないです。

クリーンディーゼル車などに乗られている場合は、燃料エレメントの交換サイクルはガソリン車よりも短いです。

車の説明書で燃料エレメントの交換距離などを確認しておくと安心です。

もし何かお困りのことがあればご気軽にお問い合わせください！！

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　増田