あれから4年も経ちました。

　2018年7月に起こった西日本土砂災害。

　当時、僕は住宅管理(シロアリ駆除等)の仕事をしていたので住宅に入った土砂の撤去を

　していました。土砂侵入のひどい家は土嚢袋で少ない家でも１０袋。　相当入ってる

　所では１００を超える家も有りました。

　朝一番９時頃にうかがって作業開始。16時頃に作業を一旦終わりにして片付け。17時には

　家を出て撤去場所まで土嚢を運搬。それを２～５日続けてやっと土砂撤去を済まして次の日

　からやっと洗浄して防蟻(薬をまく事)に入ります。と、言うのも土間や床下が一度でも水浸し

　に成ると薬剤の効果が薄れてしまいカビなども発生してそれが好物のシロアリが発生して

　しまうからです。

　ただ、これもある程度の保険と見舞金が出たから出来たことです。

　中には畳を外し床板を剥ぎ出来る所は自分達(其の家の人)でしていた家も有りました。

　でも流石に人が入りにくい箇所も有るので自分達が行ってお手伝いもしていました。

　作業が終わり帰り際に家の方たちに喜んで頂けたのがせめてものご褒美でした。

　本当は写真なども入れたらと思いましたが嫌な気分に成られる方もおられたらいけないので

　今回は表示しませんでした。

　あれから４年。まだ仮設住宅に住んでいる方もいると聞きます。行方不明で未だに見つ

　かっていない方もおられます。早く見つかってほしいと思います。

　業務課　　上野