そろそろ着きます保険料控除のハガキ

　保険会社より、10月中旬過ぎくらいから送られてくる年末調整に必要な保険料控除証明書のハガキ。

ハガキを見ると、生命保険料控除や地震保険料控除などは一般的に二つの数字が記載されています。

例えば月払いの場合、一つは「証明額」、もう一つは「申告額」や「ご参考」などというような表記になっています。

保険会社からは、その年の残りの支払いがすべて完了していない段階でこの証明書が発行されます。

ですので、証明書が発行された時点で納付済みの金額と、実際に今年支払うであろう金額の二つが記載されていることがあるのです。

　年末調整の書類には、どちらの金額を書けばいいのと思う人も多いでしょう。

記入する際には、今年支払うであろう金額を使います。

保険料が月払いであればその12カ月分（新規加入された保険は１２月末支払い分まで）ということになります。

保険料「控除」ですから、支払った保険料分を所得から差し引くことができます。

差し引くことができる分だけ所得が減りますから、支払う所得税も安く済むということです。

それ以外にも、翌年度の住民税も安くなるのです。

　ハガキが来ていたはずだが紛失したという方はよくいらっしゃいます。

会社員の人は勤務先から年末調整関係の書類の提出期日を決められているでしょうから、間に合うように保険会社などに再発行を依頼しましょう。

営業課　保険担当　神谷