信号待ちで「N」レンジに入れてはダメ❓❓

信号待ちで「N」レンジに入れてはダメ❓❓

2021年4月16日

クルマの燃費を少しでも良くしたいということは運転したことがある人なら思うことかもしれません。

燃費を良くする行為として耳にするのが、信号待ちなどの停車時にAT車のシフトレバーを

「D」から「P」もしくは「N」に入れるというものですが、このような行為はやめたほうがいいようです。

ほとんどの国産AT車は、上から「P-R-N-D-LL(2/S/B)」という順番でシフトが配列されています。

Pはパーキングの意味で駐車時に使用し、Rはリバースとなり後退時に使い、

Nはニュートラルとなりエンジンからタイヤへの動力が伝わっていない状態です。

Dはドライブを意味し、前進時に使用して、L(2/S/B)はローギアとなり、

下り坂などでエンジンブレーキを強めに掛けたい場合などで使用します。

こうしたそれぞれ特徴があるなかで、信号待ちなどの僅かな停車時の間にDの隣にあるNに入れることで、

動力が伝わらずクルマが動かなくなります。

そのため、フットブレーキを踏んでいる足の疲れを軽減出来るとしておこなっている人が見受けられます。

また、前述のようにエンジンからタイヤへの動力が伝わらないため、無駄な出力が無くなり、

燃費向上に繋がるというのです。

ひとつめは、耐久性の問題です。AT車でNからDに入れた際、多少の振動があります。

これは動力が伝わるときの変速ショックですが、通常の範囲でシフトを切り替える操作方法では

耐久性として問題はありません。

しかし、信号待ちなど僅かな時間のなかで頻繁にNとDを入れ替えると、徐々に振動が多くなり、

古い車種などではそれが原因で故障する可能性があります。また、燃費の向上ですが、

厳密にいったら効果があるのかもしれませんが、

これらふたつのデメリットを上回る効果は期待出来ないと思います。

燃費を向上させたいのであれは、急加速など荒い運転はせず、

空気圧を定期的に確認するなどのほうがよほど効果的だと思います。

交差点で停車するたびニュートラルにする人を見かけます。  

万が一エンジン回転が高い状態でDレンジにシフトしてしまうと大変危険。  

大事故につながる事も有るので気を付けましょうね!

                               大 塚

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